山口歯科医院

歯周病指導医・専門医山口文誉

お問い合わせ

ブログ

DENTAL BLOG

山口歯科医院 院長 山口文誉が、お問い合わせの多い内容のご返答や、
医院であった出来事などを書き綴っていきます。

2013年10月4日 M-MIST:改良型低侵襲外科テクニックによる歯周組織再生療法

 M-MIST ( Modified Minimally Invasive Surgical Technique)
《改良型の低侵襲歯周外科テクニックによる歯周組織再生療法》

2000年頃から歯科用顕微鏡:マイクロスコープを用いた歯周外科治療(Periodontal Microsurgery)が報告され始めました。
その約10年後の2011年辺りからこのPeriodontal Microsurgeryの改良法である『M-MIST (Modified Minimally Invasive Surgical Technique)or SFA (Single Flap Approach )』が発表され、このテクニックを用いる事で歯周組織の再生材料を一切加えずにも歯周組織が再生する可能性がある事が報告されました。(2011年Cortellini、2010年Trombelli, )

今まで、歯周病により引き起こされた骨欠損部を再生する為に様々な再生材料(骨移植材、遮断膜、エムドゲインEMD etc. ) が研究され用いられてきましたが、これらの再生材料を使用せずにも Periodontal Microsurgery による低侵襲の歯周外科治療を用いる事で歯周組織が再生できる可能性があるというのは非常に興味深い報告です。

今回提示させて頂きました症例は、この『M-MIST or SFA』の一例となります。
左下小臼歯5番部(#35)の骨欠損部が、約10ヶ月後にはほぼなくなり骨欠損状態が回復したことが確認出来ます。(前述通り歯周組織の再生材料は、一切使用しておりません)