山口歯科医院

歯周病指導医・専門医山口文誉

お問い合わせ

ブログ

DENTAL BLOG

山口歯科医院 院長 山口文誉が、お問い合わせの多い内容のご返答や、
医院であった出来事などを書き綴っていきます。

歯周病の早期発見・早期治療の重要性

Journal of Clinical Periodontology      February 2008 – Vol. 35 Issue 2  Pages 175–182
Tooth loss after active periodontal therapy. 2: tooth-related factors
Bernadette Pretzl, Jens Kaltschmitt, Ti-Sun Kim, Peter Reitmeir and Peter Eickholz

歯周病の治療を受けていた歯にもかかわらず、その後のメンテナンス期間中(10年間)に結局
抜歯に至ってしまった要因について報告されています。

初診時の骨吸収の程度
初診時の段階で歯周病が既に大きく進行してしまっている歯。歯を支えている骨の吸収度合いが強ければ強いほど、歯周病の治療を受けたとしても予後は悪い。
分岐部病変を持つ歯
臼歯部(奥歯)における歯周病で、歯根が分岐している部分にまで歯周病が進行してしまった歯。
ブリッジなどの支えとなっている歯

上記の論文から、歯周病が大きく進行してしまった歯は、歯周病の治療を受けたとしても予後が不良となり、抜歯に至ってしまう可能性が高い事が示されています。
歯周病を早期に発見し・出きるだけ早期に治療する事が、歯周病治療の効果を高め・歯を温存する可能性を高める事を示唆しています。

まずは痛みなどの自覚症状がなくとも、“歯周病の検査”をお受けになることをお勧めいたします。

【分岐部病変とは・・・】
臼歯部(奥歯)には歯根が複数本あり、歯根が分岐している部分を分岐部と言います。
その分岐部にまで歯周病が進行してしまっている状態を 『分岐部病変』 と言います。