山口歯科医院

歯周病指導医・専門医山口文誉

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山口歯科医院 院長 山口文誉が、お問い合わせの多い内容のご返答や、
医院であった出来事などを書き綴っていきます。

41:歯周病の治癒過程で認められる2つの注意事項

<歯周病の治癒過程で認められる2つの注意事項>
歯周病は、正しくは『歯周炎』と呼ばれる細菌感染による炎症疾患です。
『歯周炎』の特徴的な臨床症状は、歯肉の腫れ/出血/膿み/痛みなどです。
『歯周炎』を引き起こす原因は、歯肉の中に入り込んだ細菌の固まり『歯肉縁下歯石』です。歯周病治療において一番重要となるのは、この『歯肉縁下歯石』を徹底的に除去することです。
『歯肉縁下歯石』を除去することで、腫れ上がっていた歯肉は引き締まり、歯周ポケットは浅くなり健康な状態へと治癒します。
約4週間でかなりの状態まで治癒してきますので(下記写真参照)、歯周ポケットを再度評価し歯周病の治癒状態を確認します。
しかし、歯周病が治癒の方向へ向かい歯肉が引き締まる事で
以下の2つの事が起こります。
①歯と歯の間に隙間ができ食べ物が詰まりやすくなる。
②歯が凍みる。

これは、歯周病の進行程度により差があります。
より歯周病の進行が強い場合は、より強く起こる可能性が予測されます。
歯周病治療を行う前に患者様に必ず上記の事を説明し治療にあたります。歯周病の治療後に認められる歯肉の引き締まりにより歯根が長く見える状態というのは、上記に記した健康な治癒状態を意味しますので全くご心配ありません。
歯周病の進行状態が強く顕著に現れた場合には、
補綴治療(被せもの治療)/矯正治療/歯周外科治療などのコンビネーション治療にて改善する事が可能です。

【写真の説明】

健康な『歯肉の形態』は、歯肉の下にある歯を支えている『骨の形態』に依存致します。
初診時に腫れ上がっていた歯肉は、歯周病治療4週間後にはほぼ治癒しています。
歯肉が引き締まり、レントゲンで見ることが出来る骨の形態に近似するように歯肉が治癒している様子が確認出来ます。
(注意;写真は解りやすく説明する為に、歯肉の引き締まりが特に強くでた患者様を提示しております。)