山口歯科医院

歯周病指導医・専門医山口文誉

お問い合わせ

ブログ

DENTAL BLOG

山口歯科医院 院長 山口文誉が、お問い合わせの多い内容のご返答や、
医院であった出来事などを書き綴っていきます。

2013年6月26日『エムドゲイン』を用いた歯周組織再生療法

歯周病は歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまう病気です。この溶けてしまった歯槽骨を回復させるために、『歯周組織再生療法』が昔から色々と研究されています。
この10年、歯周組織再生材料としてメインに使用されているものに、上記の症例写真にある『エムドゲイン』というエナメル基質タンパクがあります。
この『エムドゲイン』を用いた歯周組織再生療法は、以前から行われている『GTR法』という特殊な膜を使用する再生療法に比べ、術式が簡単で術後の治癒もとても良く、患者さんにとっても術者側に取っても負担の少ない方法です。
『エムドゲイン』の臨床研究は、1997年頃から多数行われており現在までに色々解明され、再生療法をより予知性の高い治療方法へと引き上げてきています。
上記の症例写真にて紹介致しました垂直性の骨欠損は、深くて狭い・骨壁に囲まれた骨欠損(Contained defect ;2-3wall conbination defect)でしたので、『エムドゲイン』のみ単独での再生療法を行っております。
(『エムドゲイン』はゲル状の材料なので、エムドゲインが停滞しにくい囲まれていない骨欠損(Non-contained defect ; 1-2- wall defect)の場合には『骨移植材』と一緒に混和して使用します。)