山口歯科医院

歯周病指導医・専門医山口文誉

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山口歯科医院 院長 山口文誉が、お問い合わせの多い内容のご返答や、
医院であった出来事などを書き綴っていきます。

52:型取り(印象採得)『被せもの&差し歯』を長持ちさせる為に

【型取り(印象採得)『被せもの&差し歯』を長持ちさせる為に】

『被せもの&差し歯』を長持ちさせる為に、患者様には日頃の歯ブラシと定期的なメンテナンスを頑張って頂いております。
我々サイドは、歯と『被せもの&差し歯』との隙間を出来るだけゼロに近づける『被せもの&差し歯』を作成していくことを頑張っています。

歯と『被せもの&差し歯』との境目に段差が出来てしまうと、せっかく患者様に歯ブラシを頑張って頂いても、その隙間に汚れ(細菌)が付着し再び歯周病や虫歯を引き起こしてしまうからです。
実際、このトラブルによる治療のやり直しが日常臨床で多くあります。
そこで歯を作成して頂く歯科技工士さんが、隙間のない『被せもの&差し歯』を作成しやすいように我々歯科医は歯の輪郭を奇麗に型取る事を重視しています。

しかし、このステップが簡単そうで難しいのです。
歯の周りには全周に渡り歯肉がピタッと寄り添っているので歯と歯肉の境目が非常に曖昧になりやすいからです。

そこで、色々な工夫をしております。
歯の周りにある歯周ポケットという溝に糸を挿入し、その糸の厚み太さの分だけ歯から歯肉を圧排し、状態によっては電気メスにて歯肉の形態を微調整しながら、歯と歯肉の境目を明確にし、歯の輪郭を浮かび上がらせます。

また、変形の少ない型取りする事も重要です。
型取りの材料は、量が多すぎても変形することがありますので、患者様個人の口のサイズに合わせた専用の型枠であったり、1本1本の歯に合わせた専用の型枠などを使用し工夫しています。

*圧排糸;歯周ポケットに圧排糸を挿入し歯の輪郭を浮き上がらせます。
*電気メス;歯に覆いかぶさる余分な歯肉の形態を修正し歯の輪郭を浮き上がらせます。
*個歯トレー;1本1本の歯に合わせた専用の型枠です。
*個人トレー;患者様個人のお口のサイズに合わせた専用の型枠です。