山口歯科医院

歯周病指導医・専門医山口文誉

お問い合わせ

ブログ

DENTAL BLOG

山口歯科医院 院長 山口文誉が、お問い合わせの多い内容のご返答や、
医院であった出来事などを書き綴っていきます。

歯周病の再生療法 【GTR法⇒GBR法】 Part2

歯周病の再生療法:GTR法(1980年~)

歯周病の再生療法の1つであるGTR法は、1976年に原理が発明され(Melcherにより)、1980年から臨床応用され(Nyman・Karringら)30年もの歴史があります。
再生に必要ない細胞を排除し、再生させたいスペ−スを特殊な膜で確保し、再生に必要な細胞のみをそのスペ−ス内に誘導していきます。(上記写真参照)
しかし、GTR法は術式が難しく・術後の痛みや腫れが出やすいなどの欠点があります。現在は、より術式が簡便で痛みや腫れが出にくいエムドゲインの登場(歯周病の再生療法Part3参照)によりGTR法の使用頻度は減少しています。

インプラント治療の骨造成法:GBR法(1990年~)
しかし、インプラント治療における骨造成法:GBR法にその原理を生かしその可能性は現在も充分に受け継がれ続いています。今では、まるでGBR法のためにGTRが考え出されたのではないのだろうかと思わせるくらいです。
GBR法は、1988年に原理が発表され(Dahlinら)1980年代後半からGBR法の可能性を示す多数の報告が(Buser Dら)続々発表されてきました。
90年代にはGBR法の可能性は一定のコンセンサスが得られ、科学的に裏付のある信頼できる方法としてインプラント治療には欠かせない手法となっています。