横浜・関内・馬車道 山口歯科医院 歯周病専門医・インプラント・審美歯科
現在、インプラント治療は確実性の高い歯科治療として広く受け入れられています。
短期的なインプラント治療の成功率は、ほぼ100%に限りなく近づいてきています。10年以上の長期的報告も大変良好な成績が報告され続けています。
では、“歯周病の患者様におけるインプラント治療”に関しては、どうなのでしょうか?
2008年までに報告された臨床報告論文から、その見解に迫ってみたいと思います。
1995年
このテーマに関する臨床報告は、1995年に始めて発表されました。
2000年前まで歯周病の患者様におけるインプラント治療は、歯周病ではない患者様に実施したインプラント治療と同様な良好の治療成績を収める事が出来ると楽観視されていました。
しかし、幾点かの問題点がありました。
- 1.報告された論文数が非常に少ない。
- 2.長期報告がない。
- 3.判定基準も甘く、インプラントが抜け落ちさえしなければ合格という“生存率”でのみ評価されていた。
インプラントを支えている骨量の変化によりインプラントが歯周病に罹患しているかを知る“成功率”に関しては、2000年以前には評価されていませんでした。
2000年
2000後には、“生存率”に加え“成功率”も評価されるようになりました。
更に“長期的な報告”も発表されてきました。
“生存率”は、2000年以前と同様に、歯周病ではない患者と同様の高い“生存率”が示されていました。
しかし、“長期的な報告”における“成功率”に関しては、6〜7年後にインプラントの成功率が若干低下しインプラントが歯周病になる傾向が見られるという報告も発表されてきました。
2008年
“歯周病の患者様におけるインプラント治療”に関し、2008年までに報告された臨床報告論文からの重要事項をまとめると以下の2つの事が挙げられます。
- 1.歯周病の治療を確実に行なった後に、インプラント治療を行なう事。
- 2.定期的に慎重なメンテナンスに取り組む事。
ここで注意して頂きたいのは、“歯周病の患者様におけるインプラント治療”に関するこれら全ての臨床報告は、歯周病治療専門医によりインプラント治療が行なわれた報告であり・得られた結果であるという事です。
歯周病を患っている患者様のインプラント治療は、歯周病専門医により治療することをお勧めいたします。






