米国式「超精密」根管治療
- 「マイクロスコープ」で患部を拡大
- 「ラバーダム」で再感染防止
- 再発を防ぐ「MTAセメント」
- 「レーザー」で殺菌
根管治療は「最初が肝心」です。
当院にお任せください。
〜セカンドオピニオンにも対応しています〜
045-349-2180
根管治療は「最初が肝心」です。
当院にお任せください。
〜セカンドオピニオンにも対応しています〜
虫歯などで痛くなった歯から神経を取り除くと、痛みは治まります。ところが、神経を取ったはずの歯が再び痛くなった経験がある方は多いと思います。神経を取る治療を「根管治療」といいますが、炎症が再発する危険性が非常に高いのです。
東京医科歯科大学の調査では、根管治療を行った歯の50%〜70%に、再び膿が溜まっていたと報告されています。日本の根管治療の成功率は、せいぜい30%程度、どんなに高く見積もっても50%程度しかないことがわかります。根管治療を行った患者さんの半数以上が、再び痛みに苦しむことになります。
その理由は簡単です。患部から虫歯菌を取り切れていないからです。
神経を取ると、歯の寿命が短くなってしまうことをご存じでしょうか。
歯の神経(歯髄)には、歯に栄養を届ける血管なども含まれています。神経を取った歯は栄養を受け取ることができなくなり、時間の経過とともに弱くなっていきます。
炎症が再発すると、弱くなった歯をさらに削ることになります。これを繰り返すうちに、いずれ歯は割れてしまい、抜歯することになります。
根管治療は、繰り返せる治療ではありません。
成功率が高い治療法を、最初に行う必要があります。
根管治療の成功率を上げる器具や技術は開発されています。事実、欧米では90%を超える成功率があります。日本では保険診療の制約で、欧米では当たり前に使われている器具や技術を使うことができず、これほどの差が開いてしまいました。
当院では、これらの器具、技術を積極的に取り入れた「米国式『超精密』根管治療」を行っています。
米国式の根管治療の特徴は、次の通りです。
さらに、当院では「レーザー」などを用いて、成功率を高めています。
当院の根管治療の特徴を、詳しくご紹介します。
次の画像をご覧ください。歯の中に走る黒い筋が「根管」です。
根管の形は複雑で、患者さんひとりひとりによって異なります。狭いところは、直径1mmもありません。こんなに狭くて複雑な根管から、細菌に感染した組織をきれいに取りきるというのは、いかに難しい作業なのか想像に難くないと思います。
当院では、歯科専用の顕微鏡「マイクロスコープ」で患部を見ながら治療します。当院のマイクロスコープは、患部を25倍まで拡大できます。マイクロスコープで見る患部の様子をご覧ください。どれだけ精度の高い治療ができるか、おわかり頂けると思います。
先にご覧いただいたように、根管は狭く、複雑な形状をしています。もちろん、根管は歯の中にあるものなので、肉眼では見えません。根管の形を見るためにはX線による検査が必要です。
多くの歯科医院では、2次元の「レントゲン」を使って診察しますが、当院では「CT」を使います。「CT」は、お口の周囲を全方向から撮影し、立体的で鮮明な影像が得られます。
次の画像をご覧ください。これは、CTとレントゲンで同じ患部を撮影した画像です。
左の画像がCT、右がレントゲンで撮影したものです。
左の写真の赤丸で囲んだところは黒い影が映っています。ここには炎症が起こっています。
一方、右の写真には黒い影はありません。つまり、レントゲンだけを使って診断すると、この炎症は見逃されてしまうということです。放置している間にこの歯は徐々に悪化し、いずれ抜歯となったかもしれません。
CTの鮮明な影像で診断することで、初期の炎症も見逃さずに治療できるようになります。
歯の根の炎症を引き起こすのは、目には見えない虫歯菌です。いかにして根管内を無菌状態にするかが根管治療の成否を分けます。
歯医者での治療中、「歯はどうなっているのかな?」と、治療中の歯を舌で触ったことはありませんか?
実はこれ、とてもよくありません。歯に唾液が入ってしまいます。唾液には多くの細菌が含まれており、せっかく根管をきれいに殺菌洗浄しても、唾液が入ってしまったら台無しです。
そこで当院では、治療する歯だけを残し、お口全体を「ラバーダム」というシート状のゴムで覆ってしまいます。治療中の歯に唾液が入る心配はありません。また、舌で歯を触ることもできません。
ラバーダムを用いることで、根管治療の成功率は飛躍的に上がります。米国では、ラバーダムをせずに治療をすると歯科医師免許が失われるほど重要な治療器具なのですが、日本国内ではほとんど利用されていません。当院の根管治療では、ラバーダムを必ず使います。
虫歯がひどく進行し、崩壊してしまった歯では、ラバーダムを装着できないことがあります。当院では、必要に応じて「隔壁」「クラウンレングスニング」などの治療を行います。
コンポジットレジンというプラスチックでできた壁を、歯の周囲に作ります。これを「隔壁」といいます。この隔壁にラバーダムを装着することで、根管内を保護して治療できるようになります。
「クラウンレングスニング」は、歯の周囲の歯肉や骨を除去して、歯を外に出す治療法です。「隔壁」同様に、露出した歯にラバーダムを装着して治療を行います。
感染部位を取り除く作業には、「ファイル」という、ヤスリのような器具を用います。
一般的な歯科医院では、ステンレス製のファイルが用いられますが、ステンレス製のファイルは硬く、複雑な形をした根管内にはうまく入らないことがあります。
当院では、ニッケルチタン製のファイルを使います。ニッケルチタンは柔らかく、根管の複雑な形状に追従し、感染部位をしっかり取り除けます。
当院では、歯科用の「レーザー」を積極的に利用しています。
レーザーの光には強い殺菌力があり、根管内に残った虫歯菌を退治できます。
また、レーザーの光を照射した部分は、歯質が強化されるという特長もあり、予後が良好になります。
ファイルで感染部位を取り除いた後、根管内には細かい削りカスが残っています。細かい削りカスにも虫歯菌が付着しているのですが、すべてを取り除くのは非常に困難です。削りカスを残したまま治療を終えてしまう歯科医院も多く、根管治療の成功率が低い理由のひとつになっています。
当院では、「EDTA」「次亜塩素酸ナトリウム」などの薬品で、根管内を洗浄します。殺菌力のある薬品で、根管内の削りカスを溶かして洗い流すことができます。
神経を取り除き洗浄した後の根管は、空洞になっています。ここを「充てん剤」で埋めていきます。一般的な根管治療では、「ガッタパーチャ」という、ゴム製の充てん剤を詰めます。ところがガッタパーチャと歯の間にはすき間ができやすく、細菌が侵入して再発を引き起こすことがあります。
当院では、「MTAセメント」という充てん剤を使用します。MTAセメントには、次のような特徴があります。
これらの取り組みによって当院では、欧米に匹敵する成功率のある根管治療を提供しています。
歯の根に炎症が起こると、根の先端に膿が溜まることがあります。炎症がひどく、たくさんの膿が溜まると通常の根管治療では対応できず、抜歯となることがあります。
当院では「歯根端切除術」という術式で、抜歯せずに治療できることがあります。
歯根端切除術では、歯茎を外から切開し、膿の袋を根の先端ごと取り除きます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。