山口歯科医院

診療内容

マイクロスコープ
再生療法

的確で精密な診査・診断のために

より精度の高い
歯科治療を行うために

現在、歯科治療はなるべく体に負担をかけない“低侵襲な治療(ミニマムインターベーション)”が重要であると考えられています。
MIを達成する上で必要不可欠なのが歯科用顕微鏡(以下:マイクロスコープ)の存在です。
マイクロスコープを用いる事により肉眼で治療するのに比べ、約25倍の拡大率で治療を行う事が出来、歯科治療の精度が格段に上がり患者様にとっても低侵襲性で歯にやさしい治療方法が行えるようになります。
これまでは歯を抜くという形で治療するしかなかった歯も、マイクロスコープを用いた治療で残せる場合もあります。
また、モニターやテレビで患者様がご自身の口腔内の様子をリアルタイムで確認することもできるため、よりスムーズに治療内容の説明を行うことができます。
当医院では2台のマイクロスコープを設置し治療にあたっております。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
を用いた精密歯科治療

根管治療

近年、根管治療(歯根内部の消毒治療)は劇的な進歩を遂げました。
それは、マイクロスコープとニッケルチタンファイルの登場によるものと言われております。
1998年よりアメリカの根管治療の専門医は、マイクロスコープを使うことが義務づけられている程、重要な治療器機となっています。
従来、根管治療歯はレントゲン写真を見ながら手探りでおこなっていましたが、現在ではCTにより歯根の内部の複雑な形態を確認しながらマイクロスコープを使用し歯根の内部を25倍まで拡大しながら根管の治療が行えるようにまでなってきました。

  • ×2.8倍

  • ×4.2倍

  • ×6.9倍

  • ×10.4倍

  • ×17.0倍

  • ×25.6倍

虫歯治療

マイクロスコープを用いて高倍率で虫歯治療をおこなう事で、問題の部分のみを取り除き健康な歯質を極力温存出来るようになりました。
さらに、削った穴を詰める際も高倍率で処置をおこなうことで、肉眼ではわからない僅かなズレ・隙間・段差も見落とすこと無くしっかり詰める事が出来ます。

  1. 虫歯(矢印部分)を確認

  2. 虫歯治療開始

  3. 虫歯の取り残し確認

  4. 虫歯の除去終了

  5. CR 合成樹脂充填

  6. 形態修正

  7. 仕上げ研磨

  8. 虫歯治療終了

マイクロサージェリー

マイクロスコープを使用した手術(マイクロサージェリー)では、非常に小さな治療器具が使用可能となるため、傷口が小さく済み治療後の痛みがかなり抑えられ、治癒もとても早くなります。
このマイクロサージェリーはすでに、脳外科や心臓外科など精度を求められる外科手術ではおこなわれています。
傷口も髪の毛よりも細い糸で縫合をおこなうことにより術後の痛みや不快感をおさえることができます。
当医院では、主に歯周治療における歯肉の形態修正や再生療法に用いております。

  1. 歯周組織再生治療

  2. インプラントの歯周病治療

  3. 歯肉移植増大治療

  4. 抜歯部温存治療

歯科用CT
(Computed Tomography)

当院では、歯科用CTを導入しています。
一般的に使用されるレントゲン写真が平面なのに対し、CTで得られる情報は立体(3D)です。
この3Dの情報により今までと比較して正確な診査、診断、治療計画が立案できる様になりました。
また、当院で導入いているCTは放射線量を極限まで低くする事ができ、一般的な医科用CTと比較しますと約1/70(歯科用CT撮影時の線量;0.1mSv
科用CT撮影時の線量;6.9mSv)まで抑える事が可能になりました。
主に以下の3つのシチュエーションで使用していますが、歯科治療にCTを用いる事は、より安全な歯科治療を行う上で不可欠なものです。

インプラント治療

インプラント治療を安全に行う上で最も大切な事は、神経・血管などを傷つけないように解剖学的診査を確実に行う事です。 CTは、ほぼ原寸大の大きさで確認出来るため適切なインプラントの長さ/大きさ選択する事が出来ます。
また、当医院ではCTで得られた情報からコンピューター支援によるインプラント治療 “ガイデッドサージェリー”を行う事で、よりに安全に治療を受けられます。

さらに詳しく

歯周病治療
(特に再生療法・根分岐部病変に)

再生療法

1980年代初めより、歯周病により溶けてしまった骨に対する”再生療法”が数多く報告され様々な事が解ってきました。その一つに歯周病により溶けてしまった骨の形態を充分に把握する事があげられます。CTを用いる事で、その骨形態を三次元的に見る事が可能となり再生療法を成功に導くうえでの大きな情報を得ることが出来ます。

根分岐部病変

奥歯は強い噛み合わせの力を支える為に3~4つの歯根により出来ています。その歯根同志が分岐している部分にまで侵入した歯周病を“根分岐部病変”と呼びます。“根分岐部病変”は歯周病の中でも非常に手強い病態ですので出来る限り正確に診査する事が重要となります。根の重なり合う部分も3DのCT画像によりかなり詳しく診査出来るようになりました。

根管治療

歯の根の神経は歯により様々で複雑に走行している事もあります。
虫歯大きくなり残念ながら歯の根の神経の消毒を行うに至った場合には神経の走行を正確に知る事が根の消毒の成功の鍵となります。
CTは任意の場所を正確に立体化できるため非常に有効な診査法となります。

自由診療(インプラント治療)について

  • 治療内容
    インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと咬める歯を取り戻す治療法です。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。
  • 施術の価格
    インプラント埋入施術 35万円(税別)~45万円(税別)
    (※治療内容によって異なります。)
  • 施術のリスク・副作用
    インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。